外免切替Tips
読むだけで一発合格!外国免許証切り替えの技能確認(実技試験)対策
目次
はじめに
外国の運転免許証を日本の運転免許証に切替(変更)したいけれど、日本での運転経験が無いから不安…。何度挑戦しても技能試験(実技試験)に落ちてしまう…。そんな悩みを抱えるあなたに!
この外免切替を行う中で、最も難しいと言われているのが技能確認です。実際に何度も不合格となり結局、教習所に行き一から免許を取得する人も少なくありません。しかし、実際の試験で問われているのは運転テクニックではありません。日本の交通ルールを理解して、安全運転のポイントを押さえているかどうかをチェックされます。つまり、それらのルールやポイントをしっかりと理解すれば、次の一発合格も夢ではありません。
この記事では、外免切替の技能確認の9つのポイントと減点項目を全網羅し、徹底解説いたします。
技能試験(技能確認)の実技実施方法
試験は100点を満点とする減点方式で、70点以上で試験合格です。
総走行距離(メートル) おおむね 1,200メートルです。
普通車・準中型・中型・大型免許での課題は以下の通りです。
1. 幹線コース 及び周回コースの走行
①直線部分の走行
②指定場所における一時停止
2. 交差点の通行(信号通過)
3. 曲線コースの走行
4. 屈折コースの走行
5. 障害物設置場所の通過
広い試験場ですが、実技試験のコースは決まっています。イメージトレーニングが出来れば不安も払拭できると思います。
ここから基本的な走行を9つのポイントで一つ一つ見ていきましょう。
車の乗り降りの仕方、運転姿勢など
① 車の乗り降りを正しくできる
【乗車】車の後ろの確認 →助手席側から前に回って車の前を確認 →運転席へ →後ろから来る交通 の邪魔をしないかしっかり確認し問題なければ素早く乗り込む →ドアは閉める直前で一度止め、それから閉める
【降車】駐車ブレーキをかけ、ギアをPに入れて、エンジンを切る →シートベルトを外し、イスを一番後ろに下げる →後方の安全を確認し、ドアを少し開け、後ろの交通にドアを開けることを知らせる
② 運転姿勢を正しくとれる
・深く腰掛ける
・運転席の前後の調整を行う
・上半身はハンドルの上に乗せれる体勢
・ルームミラーはなるべく顔を動かさず調整
・シートベルトのねじれに注意する
チェンジレバーが「P」の位置を確認、最後にサイドミラーを合わせる。
通行区分
① 道路の中央から左側の部分を通行します。
② 同一の方向に2つの車両通行帯がある場合は左側の通行帯を通行します。
右側通行は、逆走となり、即試験終了になってしまうので注意が必要です。広い試験場の場合でも、どこを走行するか判断を間違えないようにしましょう。
信号・標識に従った運転
① 一時停止標識がある場合や赤信号の点滅の場合には停止線の手前で一時停止します。
正確な距離でいうと、停止線から2m以内。
一旦確実に停止しなければ、一時不停止は即試験終了になります!!
② 一時停止した後、交差道路を通行する車両の進行を妨げないよう、左右の安全を確認してから発進します。
③ 赤信号の場合は、必ず停止線の直前で停止します。
進路変更時の安全確認の方法 (最重要!)
① 後方をバックミラーで確認し、進路を変更する約3秒前に合図を出します。
② 対向車がいないことを確認し、右側の安全をバックミラーと自分自身の目でよく確認してから進路を変更します。
以下が正しい進路変更の手順になります。5つのステップでしっかり体で覚えるようにしてください。
1. ルームミラーで後方確認
2. 進路を変える方のサイドミラーの確認
3. 進路を変える方にウインカーを出す(3秒)
4. もう一度ルームミラーで後方確認、サイドミラーを見て、直接*目視をする
5. 顔を前に向けてハンドル操作をする
*目視=死角を直接自分の目で見ること
障害物の側方通過(最重要!)
① 進路変更するときは、進路前方の安全を確かめるとともに、後続車が接近していないか確認します。
(進路変更4.)
② 中央線を越えて進路変更する場合は、対向車にも注意します。
【障害物の正しい避け方】
・進路の前方に障害物がある側が待ちます。
・おおむね1m以上の間隔を保持し、中央線をまたぐくらいの間隔で避けます。
・障害物を避ける際と戻る際に、進路変更の確認と合図が必要です。
(進路変更4.)
NG例:対向車を妨害 →即試験中止です。
完全に対向車線を通行 →右側通行で即試験終了です。
右折の方法
1. 右側の安全をバックミラーと自分自身の目でよく確認(ルームミラー、右のドアミラー、
右の目視確認)し、合図をしてから、あらかじめ道路の中央に寄せる(進路変更4.)
2. 交差点の中心のすぐ内側を徐行しながら対向車の進行を妨げないように右折
3. 右折をした後は左側通行
左折の方法
1. 左側の安全をバックミラーと自分自身の目でよく確認(ルームミラー、左のドアミラー、
左の目視確認)し、合図をしてから、あらかじめ道路の左端に寄せます。(進路変更4.)
2. 速度を落として、巻き込み確認と左右の安全確認をして、小回り左折で曲がります。
優先判断
道幅が同じような交通整理の行われていない交差点に、同時に車両が進入しようとする場合は、左から進行してくる車両が優先となります。その場合は左側からくる車両に進路を譲ります。
【前方が優先道路】の場合。中央線が交差点の中まである交差点が優先道路になります。
【右折する】場合。こちらの方が先に交差点に入っていても、対向の直進車、左折車の妨害をしてはいけません。
技能確認での中止行為項目
・右側通行
道路の中央から右の部分を走行したとき、または走行しようとしたとき
・信号無視
①赤信号が表示された場合に、法令で定められた停止位置を車体の一部が超えたとき、または超えようとしたとき
②黄信号が表示された場合に、安全に停止できるにもかかわらず、停止位置を車体の一部が超えたとき、または超えようとしたとき
・一時不停止
道路標識等による一時停止の指定場所で、停止線(停止線のない場合は交差点の直前)の手前で停止しない場合
・コースからの逸脱
試験管の指示に従わずコースから逸脱した場合
・障害物に接触
①場内コースに設置してある障害物等(ポール・カラーコン)に、車体(二輪車では運転者の身体も含む)が強く接触したとき、または軽く接触した後にそのまま走行を継続したときや、継続しようとしたとき
②歩行者や車両等および建造物等に車体が接触するおそれがあるとき
・試験官がブレーキやハンドル操作をした場合
運転操作が確実でなく、道路や周囲の交通、試験車の状況等に応じた他人に迷惑をかけないような速度および方法で運転しないため、他人に迷惑をかけそうな場合で試験管がハンドルやブレーキ、その他の操作を補助したとき、または是正措置を指示したとき
外免切替の技能確認(実技試験)の減点細目を徹底解説!
【10点減点細目】特に気を付けたいポイント
1. 逆行(小) | 進行しようとする方向に対して逆行した場合 |
2. 速度維持(課題外) | 加速緩慢などのため必要な速度を出せない場合 |
3. 安全不確認 | 一時停止や徐行をしたものの、十分な安全確認をしなかったため車両の見落としや相手の発見が遅れること。 |
4. 速度速過ぎ(小) | 道路及び交通の状況に適した速度より速い速度の場合(徐行義務のあるときを除く) |
5. 急ハンドル | 急激なハンドル操作で進行方向を変えること。 |
6. ふらつき(小) | ハンドル操作が不安定でふらつく場合 |
7. 曲線バランス・屈折バランス | クランクとS字等で安全にバランス走行できる。 |
8. 進路変更禁止違反 | みだりに(無意味に)進路を変えた場合 |
9. 進行方向別通行区分違反 | 交差点で進行方向に関する通行区分が指定されている場合に、その指定区分によって通行しないとき、または通行しようとしないとき |
10. 優先判断不良 | ・信号機のない交差点で左方から進行してくる車両に減速や停止等をさせたとき ・信号機のない交差点で、交差道路のほうが優先道路である場合に、その優先道路を通行している車両に減速や停止等をさせたとき ・信号機のない交差点で、試験車が走行している道よりも明らかに広い交差道路を通行している車両に減速や停止等をさせたとき ・交差点で右折する場合に、対向の直進車や左折車に減速や停止等をさせたとき ・道路標識等で一時停止に指定されているところから発進する場合に、交差道路を通行している車両に減速や停止等をさせたとき |
11. 警音器使用制限違反等 | ・みだりに(むやみに)警音器を鳴らした場合 ・道路標識等により指定された場所で警音器を鳴らさないとき |
12. 急ブレーキ禁止違反 | 事故の回避等のためではなく、故意に急ブレーキをかけて減速や急停止をすることに対する違反行為です。 |
13. 車間距離不保持 | 停止している車両(信号待ち等)に追いつき停止する場合に、前車との間に約1.5m以上の車間距離を保たないとき、または保とうとしないとき |
14. 警報 | |
15. 泥はね運転 | ぬかるみや水たまりを通行する場合に、泥土や泥水をはねて他人に迷惑を及ぼすとき、または及ぼしそうなとき |
【5点減点細目】特に気を付けたいポイント
1. 合図不履行等(進路変更) | 進路変更に伴う合図は、進路を変えようとする約3秒前に出し、進路変更が完了するまで継続しなければなりません。 |
2. 合図不履行等(右左折) | 交差点などで右左折しようとするときは、右左折する地点の30メートル手前からウィンカーを点滅させ、右左折が終わるまでウィンカーを点滅させます。 |
3. 巻き込み防止措置不適 | ・四輪車が左折する場合又は環状交差点に入る場合に、巻き込みを防止する措置をしないとき ・進行方向の交差点の直前に二輪車がいる場合、または二輪車と並行した場合にその二輪車を先発や先行させないとき |
4. 通行帯違反 | 通行区分が指定されていない車両通行帯で、最も右側の車両通行帯を通行したとき、または通行しようとしたとき |
5. 進路変更違反(狭路) | ・狭路(クランク・S字等)へ左折して進入する場合に、あらかじめ(約30mから)左寄りへ進路変更をしないとき ・左寄りに進路変更したが、道路の左端から約1m以上離れているとき ・左寄りに進路変更し終えたのが、狭路コースの入口から約30m未満のとき ・狭路コース入口の直前で車体を右に振ったとき |
6. 進路変更違反(交差点) | 交差点又はその手前30mの位置では,後ろの車両が,前の車両を追い越すこと及び追い抜くことが禁止されています。 |
7. 右左折方法違反 | クルマが交差点を右折及び左折する時に守らなければならないルールを違反することです。 交差点に侵入する前に、左折時には車両をできるだけ左端に、右折時には車両をできるだけ中央(一方通行の場合は右端)に寄せなければなりませんが、これを守らないと交差点右左折方法違反となります。 |
8. 切り返し(狭路コースを除く) | 操作不良又は判断不良のため切り返しをした場合 |
さいごに
いかがでしたか?日本の交通ルールをしっかりと理解して、思いやりのある運転を心がければ、技能試験(技能確認)の合格を目指せますね!
こちらの動画ではより詳しく、図や実際の運転映像で解説しています。 気になる方はこちらをクリック☟
日本語版 https://vimeo.com/ondemand/jpsamuraidriverziplus
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