外免切替の全体像外免切替とは?全体の流れ・条件・必要書類・費用
最初に結論
アメリカの運転免許は、外免切替で日本の免許に切り替えられます
アメリカで取った運転免許は、日本に住所があり、免許を取った後にアメリカに通算3か月以上滞在していれば、外免切替で日本の免許に切り替えられます。試験があるかどうかは、免許を出した州で決まります。7つの州の免許は、知識確認と技能確認が免除されます。インディアナ州の免許は、技能確認だけ免除です。ほかの州の免許は、知識確認(50問)と技能確認を受けます。国際運転免許証では切り替えできません。
出典:警視庁「外国で取得した運転免許証を日本の運転免許証に切り替えるには」、警視庁「国別必要書類一覧」(令和8年8月現在)(2026年10月22日確認)
手続きの全体(すべての国に共通)は、こちらにまとめています:外免切替とは(条件・必要書類・費用・期間)
アメリカの運転免許をもって日本に住む方は、仕事や家族の都合で車を運転したい方が多くいます。アメリカの免許は、免許を出した州によって、試験があるかどうかが違います。この記事では、切り替えの条件、州ごとの試験の有無、アメリカの免許で求められる書類、日本語翻訳文、試験の準備までを順番に説明します。
条件
アメリカの免許を切り替えられる条件
有効なアメリカの免許証
アメリカで発行された、有効期限内の運転免許証が必要です。期限が近い場合は、予約や試験の日程に余裕があるかを先に確認します。
アメリカに通算3か月以上
免許を取った後に、アメリカに合計3か月以上滞在していたこと。パスポートの出入国スタンプで確認されます。日本で3か月待つという意味ではありません。滞在日数を計算する
日本に住所がある
国籍や在留資格などが記載された住民票の写しが必要です。2025年10月から、短期滞在(観光など)の在留資格では切り替えできなくなりました。
必要書類
アメリカの免許で外免切替をするときの必要書類
すべての国に共通の書類に加えて、アメリカの免許では本国や大使館の書類を求められることがあります。
- 有効なアメリカの運転免許証(原本)
- 日本語翻訳文(ZIPLUS・JAFなど、決められた機関が作ったもの)
- パスポート(アメリカの出入国スタンプで3か月の滞在を確認。古いパスポートも)
- 特定事項が記載された住民票の写し(交付から6か月以内)
- 在留カードなどの本人確認書類
- 申請用写真(縦3cm×横2.4cm)、手数料
警視庁の「国別必要書類一覧」には、アメリカの追加書類として「パスポートに出入国のスタンプがない場合は、滞在期間証明書類と I-94(Web。アメリカへ旅行した方のみ)。運転免許証に初めて取った日が書かれていない場合は、提出書類によって Driver Record(Web・本国)や Driver History Record(Web・本国)」が載っています。アメリカの免許証の ISSUE DATE は、更新した日のことがあります。初めて免許を取った日が分からないときは、Driver Record で確認されます。取り寄せに時間がかかる書類もあるため、申請先の運転免許センターに早めに確認してください。東京都以外の道府県でも、同じような書類を求められることがあります。
パスポートにスタンプがない場合
出入国のスタンプがない、読めない場合は、滞在期間を証明する書類が必要です。取り寄せに時間がかかることがあるため、早めに準備しましょう。
翻訳文
アメリカの免許証の日本語翻訳文を用意する
外免切替では、アメリカの免許証と一緒に日本語の翻訳文を提出します。自分で訳したものや一般の翻訳会社の翻訳は使えません。ZIPLUSは、アメリカの免許証の翻訳文を発行できます。
- 免許証の表面と裏面の画像を用意します。
- 翻訳文の免許証の発行日には、免許証の ISSUE DATE を書きます。ISSUE DATE が初めて免許を取った日と違うときは、Driver Record などの書類を自分で用意してください。
- ZIPLUS は Driver Record の翻訳には対応していません。
- ZIPLUS が翻訳できるのは、アメリカの50州とワシントンD.C.が出した運転免許証です。州ではない海外領土(グアムなど)の免許証は翻訳できません。
- 必要な画像を撮影:文字がかすれたり、光が反射したりしていないかを確認します。
- オンラインで申込み・支払い:料金は3,850円(税込)。免許証の有効期限まで1か月以上あるかも確認します。
- 2〜3日を目安に受け取り:コンビニで印刷するか、郵送(別途600円)で受け取ります。
試験の有無
アメリカの免許は、州によって試験の有無が違います
知識確認・技能確認とも免除
- オハイオ州
- オレゴン州
- コロラド州
- バージニア州
- ハワイ州
- メリーランド州
- ワシントン州
技能確認だけ免除
- インディアナ州
知識確認は受けます。
上のほかの州
知識確認と技能確認の両方を受けます。
出典:警視庁「外国で取得した運転免許証を日本の運転免許証に切り替えるには」(2026年9月7日更新、2026年10月22日確認)
試験の準備
知識確認と技能確認の準備
知識確認は英語で
文章の問題50問を30分で解き、45問以上の正解が必要です。全国で日本語と20の外国語に対応していて、英語でも受けられます。受付の窓口で希望の言語を伝えます。
技能確認は「左側通行」に注意
アメリカは右側通行です。緊張すると、右折のあとに反対車線へ入ってしまうことがあります。交差点での目視の安全確認や、横断歩道の手前での減速など、日本の手順を練習しておきましょう。
教習所で練習しておく
技能確認は、日本の試験と同じ規格の車とコースで行われます。アメリカは右側通行です。また、アメリカの多くの地域では赤信号でも右折できますが、日本では赤信号で曲がれません。左側通行での右左折と、一時停止の場所を教習所で練習しておくと安心です。
- 知識確認対策アプリ Drivey:英語に対応。動画・テキスト・模擬試験で学べます
- 技能確認対策動画 SAMURAI DRIVER:日本語・英語・中国語・ベトナム語で、技能確認のポイントを確認できます
- 技能確認の合格基準・減点・試験中止の項目
- バイク(二輪・原付)の外免切替:バイクの免許の方は、日本のどの免許になるかと試験の違いを確かめてください
企業の方へ
アメリカの従業員を支援する会社の担当者が確認すること
- 本人の免許の有効期限と、アメリカでの滞在記録:入社前に確認しておくと、手続きの遅れを防げます。
- 住所地の運転免許センターの予約状況:地域によっては知識確認の予約が数か月先になります。
- 本国・大使館の書類の要否:申請先で求められる書類を、早めに本人と一緒に確認します。
- 試験の準備と業務の調整:知識確認と技能確認の日は、勤務を調整する必要があります。
よくある質問
アメリカの免許の外免切替Q&A
アメリカの免許で、日本で運転できますか?
アメリカで取った国際運転免許証(ジュネーブ条約の様式)があれば、日本に上陸してから最長1年は運転できます。アメリカの免許証だけでは運転できません。1年を超えて日本で運転するなら、外免切替で日本の免許を取ります。
アメリカは知識確認・技能確認が免除されますか?
試験があるかどうかは、免許を出した州で決まります。7つの州の免許は、知識確認と技能確認が免除されます。インディアナ州の免許は、技能確認だけ免除です。ほかの州の免許は、知識確認(50問)と技能確認を受けます。
知識確認は英語で受けられますか?
はい。全国で日本語と20の外国語に対応しており、英語でも受けられます。
どの州の免許なら、試験が免除されますか?
オハイオ州・オレゴン州・コロラド州・バージニア州・ハワイ州・メリーランド州・ワシントン州の免許は、知識確認と技能確認が免除されます。インディアナ州の免許は、技能確認だけ免除です。ほかの州の免許は、両方を受けます(警視庁の案内、2026年9月7日更新)。
免許証の ISSUE DATE が、初めて免許を取った日ではありません。
アメリカの免許証では、ISSUE DATE が更新した日のことがあります。初めて取った日を確かめるため、Driver Record(州の運転記録)を求められることがあります。州の Web サイトで取り寄せられることが多いので、早めに用意しましょう。
I-94 とは何ですか?
アメリカへの入国と出国の記録です。パスポートにスタンプがなく、アメリカにいた期間を確かめられないときに、アメリカ政府の Web サイトで記録を印刷して出します(警視庁の案内では、アメリカへ旅行した方が対象)。
グアムの免許は翻訳できますか?
ZIPLUS では翻訳できません。ZIPLUS が翻訳できるのは、50州とワシントンD.C.が出した免許証です。
翻訳文はどこで作れますか?
ZIPLUS(3,850円・2〜3日が目安)、JAFなどで作れます。自分で訳したものは使えません。
アメリカに3か月いたことは、どう証明しますか?
パスポートのアメリカの出入国スタンプで確認します。スタンプがない場合は、滞在期間を証明する書類が必要です。