外免切替の全体像外免切替とは?条件・必要書類・費用・期間の総合ガイド
最初に結論
フィリピンの運転免許は、外免切替で日本の免許に切り替えられます
フィリピンで取った運転免許は、日本に住所があり、免許を取った後にフィリピンに通算3か月以上滞在していれば、外免切替で日本の免許に切り替えられます。フィリピンは試験が免除される国ではないため、書類審査と適性試験のあと、知識確認(50問)と技能確認を受けます。国際運転免許証では切り替えできません。
出典:警視庁「外国で取得した運転免許証を日本の運転免許証に切り替えるには」、警視庁「国別必要書類一覧」(令和8年8月現在)(2026年10月7日確認)
日本で暮らすフィリピンの方は多く、仕事や家族の送り迎えで車を運転したい方も増えています。この記事では、フィリピンの運転免許を日本の免許に切り替えるための条件、アポスティーユ付きの証明書など、フィリピンの免許ならではの必要書類と、知識確認・技能確認の準備までを順番に説明します。
条件
フィリピンの免許を切り替えられる条件
有効なフィリピンの免許証
フィリピンで発行された、有効期限内の運転免許証が必要です。期限が近い場合は、予約や試験の日程に余裕があるかを先に確認します。
フィリピンに通算3か月以上
免許を取った後に、フィリピンに合計3か月以上滞在していたこと。パスポートの出入国スタンプで確認されます。日本で3か月待つという意味ではありません。滞在日数を計算する
日本に住所がある
国籍や在留資格などが記載された住民票の写しが必要です。2025年10月から、短期滞在(観光など)の在留資格では切り替えできなくなりました。
必要書類
フィリピンの免許で外免切替をするときの必要書類
すべての国に共通の書類に加えて、フィリピンの免許では本国や大使館の書類を求められることがあります。
- 有効なフィリピンの運転免許証(原本)
- 日本語翻訳文(ZIPLUS・JAF・駐日フィリピン大使館など、決められた機関が作ったもの)
- パスポート(フィリピンの出入国スタンプで3か月の滞在を確認。古いパスポートも)
- 特定事項が記載された住民票の写し(交付から6か月以内)
- 在留カードなどの本人確認書類
- 申請用写真(縦3cm×横2.4cm)、手数料
警視庁の「国別必要書類一覧」には、フィリピンの追加書類として「Certification with APOSTILLE(本国)、License History、Official Receipt(本国)。運転免許の有効期間中の滞在をすべて確認できない場合は Immigration Record with APOSTILLE(本国)」が載っています。LTO(陸運局)の証明書や出入国記録には、アポスティーユ(外務省の認証)が必要とされています。取り寄せに時間がかかる書類もあるため、申請先の運転免許センターに早めに確認してください。東京都以外の道府県でも、同じような書類を求められることがあります。
パスポートにスタンプがない場合
出入国のスタンプがない、読めない場合は、滞在期間を証明する書類が必要です。取り寄せに時間がかかることがあるため、早めに準備しましょう。
翻訳文
フィリピンの免許証の日本語翻訳文を用意する
外免切替では、フィリピンの免許証と一緒に日本語の翻訳文を提出します。自分で訳したものや一般の翻訳会社の翻訳は使えません。ZIPLUSは、フィリピンの免許証の翻訳文を発行できます。
- 免許証の表面と裏面の画像に加えて、Official Receipt(免許を取ったときの領収書)か、LTO が発行した免許証の Certification のどちらかが必要です。
- Official Receipt は、宛名が免許証の名義人と同じで、Lic No. が免許証の License No. と一致し、License Fee の項目があるものを用意します。
- Certification と Official Receipt の両方がある場合は、Certification を出してください。Certification に付いているアポスティーユは翻訳の申込みには不要ですが、運転免許センターでは提示を求められます。
- 必要な画像を撮影:文字がかすれたり、光が反射したりしていないかを確認します。
- オンラインで申込み・支払い:料金は3,850円(税込)。免許証の有効期限まで1か月以上あるかも確認します。
- 2〜3日を目安に受け取り:コンビニで印刷するか、郵送(別途600円)で受け取ります。
試験の準備
知識確認と技能確認の準備
知識確認はタガログ語で
文章の問題50問を30分で解き、45問以上の正解が必要です。全国で日本語と20の外国語に対応していて、タガログ語でも受けられます。受付の窓口で希望の言語を伝えます。
技能確認は「左側通行」に注意
フィリピンは右側通行です。緊張すると、右折のあとに反対車線へ入ってしまうことがあります。交差点での目視の安全確認や、横断歩道の手前での減速など、日本の手順を練習しておきましょう。
教習所で練習しておく
技能確認は、日本の試験と同じ規格の車とコースで行われます。左側通行での右左折や、交差点での確認の順番は、教習所で日本の試験に合わせて練習しておくと安心です。
- 知識確認対策アプリ Drivey:日本語・英語・中国語・ベトナム語・インドネシア語・ミャンマー語に対応。動画・テキスト・模擬試験で学べます
- 技能確認対策動画 SAMURAI DRIVER:日本語・英語・中国語・ベトナム語で、技能確認のポイントを確認できます
- 技能確認の合格基準・減点・試験中止の項目
企業の方へ
フィリピンの従業員を支援する会社の担当者が確認すること
- 本人の免許の有効期限と、フィリピンでの滞在記録:入社前に確認しておくと、手続きの遅れを防げます。
- 住所地の運転免許センターの予約状況:地域によっては知識確認の予約が数か月先になります。
- 本国・大使館の書類の要否:申請先で求められる書類を、早めに本人と一緒に確認します。
- 試験の準備と業務の調整:知識確認と技能確認の日は、勤務を調整する必要があります。
よくある質問
フィリピンの免許の外免切替Q&A
フィリピンの免許で、日本で運転できますか?
フィリピンの免許証そのままでは運転できません。日本に住んで運転するなら、外免切替で日本の免許を取る必要があります。
フィリピンは知識確認・技能確認が免除されますか?
免除されません。書類審査と適性試験のあと、知識確認と技能確認を受けます。
知識確認はタガログ語で受けられますか?
はい。全国で日本語と20の外国語に対応しており、タガログ語でも受けられます。
フィリピンの免許の翻訳文には、何の画像が必要ですか?
免許証の表面と裏面に加えて、Official Receipt か LTO 発行の Certification のどちらかが必要です。両方ある場合は Certification を出してください。
アポスティーユとは何ですか?
フィリピン外務省が書類の公的な性質を証明する認証です。警視庁の国別必要書類一覧では、LTO の Certification や出入国記録にアポスティーユが付いたものが挙がっています。
翻訳文はどこで作れますか?
ZIPLUS(3,850円・2〜3日が目安)、JAF、駐日フィリピン大使館などで作れます。自分で訳したものは使えません。
フィリピンに3か月いたことは、どう証明しますか?
パスポートのフィリピンの出入国スタンプで確認します。スタンプがない場合は、滞在期間を証明する書類が必要です。