外免切替の全体像外免切替とは?全体の流れ・条件・必要書類・費用
最初に結論
ウクライナの運転免許は、外免切替で日本の免許に切り替えられます
ウクライナで取った運転免許は、日本に住所があり、免許を取った後にウクライナに通算3か月以上滞在していれば、外免切替で日本の免許に切り替えられます。ウクライナは試験が免除される国ではないため、書類審査と適性試験のあと、知識確認(50問)と技能確認を受けます。国際運転免許証では切り替えできません。
出典:警視庁「外国で取得した運転免許証を日本の運転免許証に切り替えるには」、警視庁「国別必要書類一覧」(令和8年8月現在)(2026年11月3日確認)
手続きの全体(すべての国に共通)は、こちらにまとめています:外免切替とは(条件・必要書類・費用・期間)
ウクライナの運転免許をもって日本に住む方は、外免切替で日本の免許に切り替えられます。ウクライナは試験が免除される国ではないため、知識確認と技能確認を受けます。知識確認はウクライナ語でも受けられます。ウクライナから避難された方には、書類の特例もあります。この記事では、条件、必要書類、日本語翻訳文、試験の準備を順番に説明します。
条件
ウクライナの免許を切り替えられる条件
有効なウクライナの免許証
ウクライナで発行された、有効期限内の運転免許証が必要です。期限が近い場合は、予約や試験の日程に余裕があるかを先に確認します。
ウクライナに通算3か月以上
免許を取った後に、ウクライナに合計3か月以上滞在していたこと。パスポートの出入国スタンプで確認されます。日本で3か月待つという意味ではありません。滞在日数を計算する
日本に住所がある
国籍や在留資格などが記載された住民票の写しが必要です。2025年10月から、短期滞在(観光など)の在留資格では切り替えできなくなりました。
必要書類
ウクライナの免許で外免切替をするときの必要書類
すべての国に共通の書類に加えて、ウクライナの免許では本国や大使館の書類を求められることがあります。
- 有効なウクライナの運転免許証(原本)
- 日本語翻訳文(ZIPLUS・JAFなど、決められた機関が作ったもの)
- パスポート(ウクライナの出入国スタンプで3か月の滞在を確認。古いパスポートも)
- 特定事項が記載された住民票の写し(交付から6か月以内)
- 在留カードなどの本人確認書類
- 申請用写真(縦3cm×横2.4cm)、手数料
警視庁の「国別必要書類一覧」には、ウクライナの追加書類として「パスポートに出入国のスタンプがない場合は、滞在期間証明書類(「ヨーロッパ諸国」として載っています)」が載っています。ウクライナから避難された方で、免許証・翻訳文・滞在期間の書類がないときは、出入国在留管理庁が出す「ウクライナから避難された方であることを証明する書面」を見せ、ウクライナの運転免許をもっていることを申告すれば、代わりにできます(免許を取ったあと、ウクライナに通算3か月以上いた方に限ります)。取り寄せに時間がかかる書類もあるため、申請先の運転免許センターに早めに確認してください。東京都以外の道府県でも、同じような書類を求められることがあります。
パスポートにスタンプがない場合
出入国のスタンプがない、読めない場合は、滞在期間を証明する書類が必要です。取り寄せに時間がかかることがあるため、早めに準備しましょう。
翻訳文
ウクライナの免許証の日本語翻訳文を用意する
外免切替では、ウクライナの免許証と一緒に日本語の翻訳文を提出します。自分で訳したものや一般の翻訳会社の翻訳は使えません。ZIPLUSは、ウクライナの免許証の翻訳文を発行できます。
- ZIPLUS の翻訳文は、免許証に英語の表記がある場合に限ります。
- 免許証の表面と裏面の画像を用意します。
- 免許証の有効期限まで1か月以上あるかを確かめてください。
- 文字がかすれたり、汚れで読みにくくなったりしていないかを確かめてください。
- 必要な画像を撮影:文字がかすれたり、光が反射したりしていないかを確認します。
- オンラインで申込み・支払い:料金は3,850円(税込)。免許証の有効期限まで1か月以上あるかも確認します。
- 2〜3日を目安に受け取り:コンビニで印刷するか、郵送(別途600円)で受け取ります。
試験の準備
知識確認と技能確認の準備
知識確認はウクライナ語で
文章の問題50問を30分で解き、45問以上の正解が必要です。全国で日本語と20の外国語に対応していて、ウクライナ語でも受けられます。受付の窓口で希望の言語を伝えます。
技能確認は「左側通行」に注意
ウクライナは右側通行です。緊張すると、右折のあとに反対車線へ入ってしまうことがあります。交差点での目視の安全確認や、横断歩道の手前での減速など、日本の手順を練習しておきましょう。
教習所で練習しておく
技能確認は、日本の試験と同じ規格の車とコースで行われます。ウクライナは右側通行で、日本は左側通行・右ハンドルです。右左折のあとの車線と、交差点での目視の安全確認を、教習所で練習しておくと安心です。
- 知識確認対策アプリ Drivey:日本語・英語・中国語・ベトナム語・インドネシア語・ミャンマー語に対応。動画・テキスト・模擬試験で学べます
- 技能確認対策動画 SAMURAI DRIVER:日本語・英語・中国語・ベトナム語で、技能確認のポイントを確認できます
- 技能確認の合格基準・減点・試験中止の項目
- バイク(二輪・原付)の外免切替:バイクの免許の方は、日本のどの免許になるかと試験の違いを確かめてください
企業の方へ
ウクライナの従業員を支援する会社の担当者が確認すること
- 本人の免許の有効期限と、ウクライナでの滞在記録:入社前に確認しておくと、手続きの遅れを防げます。
- 住所地の運転免許センターの予約状況:地域によっては知識確認の予約が数か月先になります。
- 本国・大使館の書類の要否:申請先で求められる書類を、早めに本人と一緒に確認します。
- 試験の準備と業務の調整:知識確認と技能確認の日は、勤務を調整する必要があります。
よくある質問
ウクライナの免許の外免切替Q&A
ウクライナの免許で、日本で運転できますか?
ウクライナの免許証そのままでは運転できません。日本に住んで運転するなら、外免切替で日本の免許を取る必要があります。
ウクライナは知識確認・技能確認が免除されますか?
免除されません。書類審査と適性試験のあと、知識確認と技能確認を受けます。
知識確認はウクライナ語で受けられますか?
はい。全国で日本語と20の外国語に対応しており、ウクライナ語でも受けられます。
ウクライナから避難してきました。免許証を持っていません。
出入国在留管理庁が出す、ウクライナから避難された方であることを証明する書面を見せて、ウクライナの運転免許をもっていることを申告すれば、免許証・翻訳文・滞在期間の書類の代わりにできます。ただし、免許を取ったあと、ウクライナに通算3か月以上いた方に限ります(警視庁の案内、2026年9月7日更新)。
知識確認はウクライナ語で受けられますか?
はい。知識確認は、日本語と20の外国語で受けられ、ウクライナ語もそのひとつです(警視庁の案内、2026年5月11日更新)。
翻訳文はどこで作れますか?
ZIPLUS(3,850円・2〜3日が目安)、JAFなどで作れます。自分で訳したものは使えません。
ウクライナに3か月いたことは、どう証明しますか?
パスポートのウクライナの出入国スタンプで確認します。スタンプがない場合は、滞在期間を証明する書類が必要です。