外免切替Tips
中国の運転免許証をお持ちの方必見! 日本で中国の運転免許証の切り替え(外免切替)をする方法
はじめに
中国の運転免許証を持っているあなた!実は、中国の運転免許証を持っていれば、簡単な外国運転免許証切り替えの手続き(以下、外免切替とします)を踏むだけで、簡単に日本で運転出来るようになります。
でも、「外免切替」と聞いただけでは、具体的に何をすれば良いのか、どのように手続きが進むのか、よく分からないですよね。
ご安心ください!こちらの記事では、中国の運転免許証を持っている方がどのようにして、日本の運転免許証に切り替えることが出来るか、徹底解説します。
外免切替のメリット
外免切替には以下2つのメリットがある為、近年、多くの中国人の方からお申し込みを頂いております。
- 費用
教習所で免許取得するより圧倒的に安く免許取得が可能となります。
[外免切替]:約10,600円
中国の免許の翻訳取得手数料が約6,000円と免許センターで4,600円(申請料:2,550円、交付料:2,050円)が必要です。
[教習所で免許取得]:約30万円
教習所に通う授業料が必要です。 - 審査回数・時間
[外免切替]:知識確認と技能確認を受けるだけです。(全て1回で合格した場合)
技能確認の予約について、特に都市部の免許センターでは大変混み合っています。事前に免許センターに問い合わせしてみてください。
[教習所で免許取得]:AT免許(オートマティック)では技能教習が31時間、学科教習が26時間、技能試験が2回、学科試験が2回あります。
基本的な中国運転免許証の外免切替の流れ
外免切替は大きく分けて、4ステップあります。
①書類の準備➞②審査/試験の予約➞③書類審査➞
④適正審査/知識確認(学科試験)/技能確認(実技試験)➞免許証交付
※各都道府県の免許センターによって異なる場合もございますので、予めご了承ください。
①書類の準備
中国の運転免許証を取得した方は、以下の書類が外免切替に必要です。
【全員必須】
- 有効な中国の運転免許証(A)
- (A)の日本語による翻訳文
【翻訳文発行には免許証の表面/裏面・副頁表面/裏面の計4枚が必要です】
(例①:運転免許証表面/裏面)
(例②:副頁表面/裏面)
- 住民票
- 運転免許を取得した国・地域に、運転免許を取得後 通算して3か月以上滞在したことが確認できるもの(パスポート等)
- 基本信息(車両管理所の公印入、WEBは電子公印入)
※北京市は証明(免許、事故記録、交通違反、12分)でも可(電子公印入)
※天津市は登記信息(公印入、WEBは電子公印入)でも可
以下(①~④)からどれか1点
①成績証明
②経歴証明
③信用状況(違反、事故)
①~③:いずれも車両管理所(公印入)又は、WEB可(ただし車両管理所の電子公印入)
④デジタル免許証をプリントアウトしたもの
(顔写真、氏名、QRコード、住所、免許種別、取得日が必ず入っていること)
※免許の種類が2種目以上ある場合は、それぞれの取得日がわかる書類
【該当者のみ】
- 日本の運転免許証
- 国際運転免許証
- 在留カードまたは特別永住者証明書等(外国籍の方)
【必要になる場合がある書類】
- 居民身分証、暫住証、出入国記録(WEB)
※国家移民管理局(NIA)にWEBで申請し、あらかじめ印刷して持参しておくと、待ち時間が大幅に短縮されます。
【東京の運転免許センターで手続きされる方】
- 運転免許取得国滞在状況一覧表
審査時間を短縮できるので、事前に記入しておくことをおすすめします!
※免許取得時からの出入国記録をお持ちの方は、この表の提出は不要です。
▼警視庁の外部リンクへ飛びます
警視庁/運転免許取得国滞在状況一覧表(例)
警視庁/運転免許取得国滞在状況一覧表
【その他】
- 証明写真
- 現金
- 眼鏡・コンタクトレンズ・補聴器(必要な方)
- 通訳をしてくれる人(必要な方)※詳細は③書類審査へ
参照:警視庁/国別必要書類一覧
参照:警視庁/外国で取得した運転免許証を日本の運転免許証に切替えるには
②審査/試験の予約
近年、訪日外国人の増加に伴い、外免切替を行う方も増加しています。そのため、外免切替を行うには事前に免許センター等で、受付予約が必要です。受付予約は、電話、ネット、直接申込等、運転免許センターによって異なります。詳細は、各都道府県の運転免許センターにお問合せください。
③書類審査
書類審査では、口頭での質問も含まれます。中国で運転免許を取得した際の状況等を日本語で説明します。全て日本語での聞き取り審査となりますので、日本語での受け答えに不安がある方は、通訳者の方に同行してもらうのも良いですね。通訳者の方は、身分証明書の提示を求められる場合があります。運転免許証、健康保険証、マイナンバーカード、パスポート、学生証等、準備をしておくと安心です。
④適性審査/知識確認(学科試験)/技能確認(実技試験)
【適性審査】では、視力や聴力の試験を行います。それぞれの免許種別により合格基準が異なりますので、ご注意ください。
【知識確認(学科試験)】では、日本の基本的な交通法令等に関する問題が出題されます。
試験は10問出題され、そのうち7問以上の正解で試験合格です。
中国語でテストを受けることが出来る運転免許センターもあるので、お近くの免許センターへお問合せください。
【技能確認(実技試験)】では、100点満点からの減点方式で採点されます。70点以上で試験合格です。この試験で問われているのは、運転テクニックではなく、日本の交通ルールを理解して、安全運転のポイントを押さえているかどうかをチェックされます。
さいごに
ここまで、中国運転免許証の外免切替を徹底解説しましたが、いかがでしたか?中国の運転免許証を持っていれば、外免切替を行うだけで、日本で運転することが可能です。
外免切替の手続きに様々な書類を事前に準備しておく必要があるので、この記事を参考にしてみてください!