免許取得を考えている学生の皆さん。合宿で取得するか、通いで取得するか悩んでいませんか。じつは免許を取得する人の9割は通学で教習所を利用しています。それぞれの方法にはメリット、デメリットがあり、自分の生活スタイルに合った方を選ぶ必要があります。このサイトをキッカケにどちらで習得するかスッキリ決めてしまいましょう。
自分にとって最適な免許取得プランを考えよう!
まずは合宿と通学のそれぞれの特徴を把握しましょう。
目次
- [1] 通学で取る場合
- 【通学教習のメリット】スケジュールは自分で自由に組める!
- 【通学教習のデメリット①】延長の保証はなし
- 【通学教習のデメリット②】繁忙期は予約が取りづらい
- [2] 合宿免許で取る場合
- 【合宿免許のメリット】通学よりも割安!
- 【合宿免許のデメリット①】合宿中は時間の使い方が限られている
- 【合宿免許のデメリット②】合宿に参加する場合、まとまった時間が必要
- 【合宿免許のデメリット③】交通量の多い道に不安を抱く場合も
- 【合宿免許のデメリット④】宿泊先の人間関係や生活管理がストレスになることも
- [3] 合宿を選ぶ人は少数派?多くの人が通学で利用する理由
- ☑ 合宿を選べる人は限られている
- ☑ 通学でも短期間で取得できる
- [4] まとめ
[1] 通学で取る場合
【通学教習のメリット】スケジュールは自分で自由に組める!
通学で教習所を利用する際の最大のメリットです。通学の場合、基本的に自分でスケジュールを組むことになります。そのため自分のほかの予定と照らし合わせて自由にプランを組むことができます。例えば、試験前で忙しいときはセーブして、比較的余裕があるときに教習を詰めくといった具合です。(ただし、技能教習は1日に受けられるコマ数に上限があるので注意してください。)
さらに別途料金がかかりますが、各教習所が用意するプランを利用することもできます。一例として事前にスケジュールを組み、1,2カ月程度で卒業できるスピードプランがあります。必ず教習所のスタッフと相談して最善のプランで教習に励みましょう。
【通学教習のデメリット①】延長の保証はなし
通学の場合、追加の教習受講料は自己負担です。教習を進めるにあたっていくつかの検定を受けることになりますが、基本的に入校時に払う検定料は一回分のみです。そのため再受験の場合、別途の受験料が必要になります。さらに技能検定に落ちた場合、技能の補習を受けなければなりません。その場合追加料金は1回4000~5000円になり、大きな負担になってしまいます。しかし、検定に自信のない向けの保証プランを用意している教習所もあります。ただ、こちらも別途料金が必要になり、利用した場合のコストは保証付きの合宿に比べかなり高額になってしまいます。
【通学教習のデメリット②】繁忙期は予約が取りづらい
春休み(2,3月)と夏休み(8,9月)は特に混雑しており、技能教習の予約が取りづらいです。特にこの時期での入校を考えている方はしばらく学科教習が続くと思ってください。なるべく短期間で済ませたい方は入校時期をずらすか、オプションを利用する必要があります。
[2] 合宿免許で取る場合
【合宿免許のメリット】通学よりも割安!
宿泊先やプランによって異なりますが、合宿は通学に比べて安い値段が設定されています。基本的な相場は20~25万円程度で、比較的すいている時期(4~6月・10~12月)は20万円を切るプランもあります。しかし料金は時期によって変動するので、繁忙期(7~9月・1~3月)は通学と料金があまり変わらないことが多いです。ただし、合宿費用の内訳には往復の交通費、食費、追加教習・検定の保証も含まれており、通学に比べてかなりリーズナブルに利用することができます。
【合宿免許のデメリット①】合宿中は時間の使い方が限られている
合宿中の自由時間はないと言っていいです。約2週間程度で卒業するため、スケジュールは非常にタイトに組まれています。空き時間を利用して少しお出かけ…と思う方もいらっしゃる方もいますが、地方の教習所の場合、出かける場所は限られてきます。また学科試験までの日数が短いので空き時間を復習にあてる必要があります。
【合宿免許のデメリット②】合宿に参加する場合、まとまった時間が必要
最低でも2週間程度の期間を用意する必要があります。むろん学生の場合、春休みか夏休みに参加することになるでしょう。当然ですがその期間はサークルもバイトも休まなければなりません。このような期間を用意できる人は学生の中でも限られており、案外合宿を選べる人は少ないです。
【合宿免許のデメリット③】交通量の多い道に不安を抱く場合も
合宿で免許を取得した人にとって都市部の道は難しい場合があります。合宿 先の教習コースは交通量の少ない道や一直線の道が多く、大都市圏のような交通量を経験することが厳しいです。中には不安を抱いてペーパードライバーになる人もいます。合宿で取得した方は地元の道に慣れるために、帰宅後も十分な練習が必要です。
【合宿免許のデメリット④】宿泊先の人間関係や生活管理がストレスになることも
プランによっては宿泊先が数人グループの相部屋になることがあります。
2週間ほど続く共同生活は楽しい反面、生活スタイルの違いからトラブルを起こしたり、ストレスを感じたりする方も多くいらっしゃいます。またどのプランであれ、洗濯や掃除といった最低限の生活管理が必要になってきます。他にも宿泊先から教習所までの送迎バスに乗り遅れるわけにもいきません。遅刻した場合の追加教習は保証対象外になってしまいます。教習や検定に集中して取り組むためにも、ある程度自己管理のできる人が望ましいです。
[3] 合宿を選ぶ人は少数派?多くの人が通学で利用する理由
友達は合宿で取るって言っているし、どっちで取る人が多いのだろう。学生の皆さんには友達同士で取るという人も多いと思います。そうなると合宿かな?と考える人もいますが、実際9割の人は通学で免許を取得しています。合宿は意外と少数派なのです。
☑ 合宿を選べる人は限られている
先述した通り、合宿での一番の問題は時間の確保です。社会人に比べ時間に余裕のある学生とはいえ、まとまった時間が取れるのは春休みか夏休みに限られるでしょう。そのため自ずと合宿を選択できる人は少なくなります。
☑ 通学でも短期間で取得できる
多少費用はかかりますが、教習所の用意する短期取得プランを利用することができます。最短でATは16日、MTは18日と合宿並みのスピードで卒業することが可能です。ただし、このようなプランを利用すると予約もあらかじめ教習所が行うため、事前に予定を把握することが必要です。
[4] まとめ
●通学向きの人
- バイトやサークルなど他の用事と両立して免許を取得したい人
- 取得まで最低でも2・3カ月ほど時間がかかっても問題のない人
●合宿向きの人
- 2週間程の時間を作れる人、また合宿に時間を費やしても問題のない人
- 生活管理がしっかりできる人
- 他人との共同生活を受け入れられる人
- とにかく安く・早く免許を取得したい人
まずは通学する形を検討しよう!
自動車免許は一生モノの資格です。せっかくなら取得までのプロセスも楽しみたいですね。確かに友人同士で合宿を利用すればいい思い出になるかもしれませんが、プライベートとの兼ね合いが難しく、ハードな一面もあります。そのため、まずはスケジュールの融通が利いて、気軽に利用できる最寄りの教習所を検討してみましょう。