「東京都の免許センターはどこにあるの?」「何ができるの?」と疑問を持つ方もいるでしょう。
本記事では東京都内の運転免許試験場・運転免許更新センター・指定警察を紹介します。場所ごとに対応している手続きや必要書類、手数料も解説します。
さらに、所在地や受付日時、当日利用する際の注意点も解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
東京都で運転免許証の更新手続きができる場所・必要な持ちもの
東京都で運転免許証の更新手続きができる場所
運転免許証の更新手続きは運転免許試験場・運転免許更新センター・指定警察署で行えます。ただ、場所によって対応可能な手続きが異なるため、事前に詳細を確認しておくことが必要です。
なお場所ごとで可能な手続きの詳細は次のとおりです。
場所 | 可能な手続き |
運転免許試験場(詳細はこちら) |
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運転免許更新センター(詳細はこちら) |
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指定警察署(詳細はこちら) |
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※1:神田運転免許更新センターのみ、一般運転者講習を実施しています。
※2:運転免許証の住所・氏名・本籍の変更は、指定警察署に限らず、都内全警察署で受け付けています。
※3:運転免許証の自主返納と運転経歴証明書の交付申請は、指定警察署に限らず、都内全警察署で受け付けています。
運転免許証の更新は、受講する講習の区分によって手続きできる場所が異なるので、注意しましょう。全ての講習の区分に対応しているのは運転免許試験場です。
また、70歳から74歳までの人が免許更新する場合は、手続き前に都内43教習所や鮫洲運転免許試験場・府中運転免許試験場で高齢者講習を受講しましょう。
75歳以上の人は高齢者講習以外に、認知機能検査と運転技能検査(該当者のみ)の受検も必要です。検査と講習のお知らせが届いたら事前予約のうえ、記載されている会場で受検しましょう。
高齢者講習についての詳細は、次の記事で解説しています。ぜひ参考にしてください。
高齢者講習とは?講習内容や受講から免許更新の流れまで徹底解説!
また、外国等の免許証を切り替える場合は所定の手続きが必要となり、運転免許試験場でのみ対応可能となっております。受付時間などの詳細はこちらよりご確認ください。
運転免許証の更新で必要な書類・手数料
各手続きで必要な書類・手数料は次のとおりです。
【更新】 | |
必要な書類 |
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手数料 |
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※1:運転免許証用の写真に持参したものを使用したい場合は、運転免許試験場のみ対応可能
更新時の講習手数料は講習の区分によって金額が異なります。
【住所変更】 | |
必要な書類 | 【本人による申請の場合】
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手数料 | 無料 |
【本籍・氏名の変更】 | |
必要な書類 | 【本人による申請の場合】
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手数料 | 無料 |
住所・氏名・本籍の変更の際に旧姓の併記を申請する場合は、旧姓が記載された住民票の写し、または旧姓が記載されたマイナンバーカードが必要です。
【再交付手続き】 | |
必要書類 | 【遺失・盗難】の場合
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手数料 | 2,250円 |
【自主返納】 | |
必要な書類 | 【本人による申請の場合】
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手数料 | 無料(運転経歴証明書の交付申請をする場合は1,100円) |
東京都の運転免許試験場【3箇所】
東京都の運転免許試験場は、鮫洲運転免許試験場、江東運転免許試験場、府中運転免許試験場の3箇所です。それぞれの所在地や最寄り駅、受付日時などをみていきましょう。
なお、いずれの運転免許試験場も、更新は講習の区分によって受付終了時間が異なるので注意しましょう。
鮫洲運転免許試験場
鮫洲運転免許試験場の詳細は次のとおりです。
所在地 | 東京都品川区東大井1丁目12番5号 |
電話番号 | 03-3474-1374 |
最寄り駅 |
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受付日時 | ●運転免許証の更新
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駐車場 | 身体障害者用の駐車スペースあり |
休み | 土曜日・祝休日・年末年始(12月29日~1月3日) |
鮫洲運転免許運転免許試験場には、子どもづれでも受講できる多目的ルーム付きの講習室と、1階から3階に鍵のかかる授乳室付きのベビールームがあります。
駐車場はありますがスペースに限りがあるため、できるだけ公共交通機関を利用しましょう。
江東運転免許試験場
江東運転免許試験場の詳細は次のとおりです。
所在地 | 東京都江東区新砂1丁目7番24号 |
電話番号 | 03-3699-1151 |
最寄り駅 |
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受付日時 | ●運転免許証の更新
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駐車場 | 身体障害者用の駐車スペースあり |
休み | 土曜日・祝休日・年末年始(12月29日~1月3日) |
江東運転免許試験場は駐輪場が設けてあるため、自転車で行くことも可能です。
府中運転免許試験場
府中運転免許試験場の詳細は次のとおりです。
所在地 | 東京都府中市多磨町3丁目1番地の1 |
電話番号 | 042-362-3591 |
最寄り駅 | ●JR武蔵小金井駅(南口)
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受付日時 | ●運転免許証の更新
|
駐車場 | 身体障害者用の駐車スペースあり |
休み | 土曜日・祝休日・年末年始(12月29日~1月3日) |
他の運転免許試験場と同様に駐車場のスペースは限られているので、公共交通機関を利用しましょう。
東京都の運転免許更新センター【2箇所】
東京都の運転免許更新センターは、神田運転免許更新センターと新宿運転免許更新センターの2箇所です。所在地や最寄り駅、受付日時などをみていきましょう。
神田運転免許更新センター
神田運転免許更新センターの詳細は次のとおりです。
所在地 | 千代田区内神田1丁目1番5号 東京都産業労働局神田庁舎 |
電話番号 | 03-3294-3380(代表) |
最寄り駅 | JR神田駅(西口)・千代田線大手町駅(C1)・半蔵門線大手町駅(C1)・丸ノ内線大手町駅(A2)・三田線大手町駅(C1)・東西線大手町駅(C1)・新宿線小川町駅(B6) |
受付日時 | ●運転免許証の更新
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駐車場 | なし |
休み | 土曜日・日曜日・祝休日・年末年始(12月29日~1月3日) |
神田運転免許更新センターには駐車場がないため、公共交通機関を利用しましょう。また運転免許証の更新は、講習の区分によって受付終了時間が異なるので注意が必要です。
新宿運転免許更新センター
新宿運転免許更新センターの詳細は次のとおりです。
所在地 | 新宿区西新宿2丁目8番1号 都庁第二本庁舎2階 |
電話番号 | 03-3343-2558(代表) |
最寄り駅 | JR、京王、小田急新宿駅(西口)・大江戸線都庁前駅(A4)・新宿線新宿駅(7番)・丸ノ内線新宿駅(A15)・丸ノ内線西新宿駅(2番) |
受付日時 | ●運転免許証の更新
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駐車場 | なし |
休み | 土曜日・日曜日・祝休日・年末年始(12月29日~1月3日) |
新宿運転免許更新センターは、一般運転者講習をおこなっていないので注意しましょう。
また、神田運転免許更新センターと同様に駐車場がないため、公共交通機関を利用してください。
東京都の指定警察署【12箇所】
運転免許証の更新(優良運転者講習・高齢者講習等終了者)は、次の指定警察署で対応しています。受付日時は平日の8:30~16:30(11:30~13:00は除く)です。
警察署の名前 | 所在地 | 電話番号 |
田園調布警察署 | 東京都大田区田園調布1丁目1番8号 | 03-3722-0110 |
世田谷警察署 | 東京都世田谷区三軒茶屋2丁目4番4号 | 03-3418-0110 |
成城警察署 | 東京都世田谷区千歳台3丁目19番1号 | 03-3482-0110 |
板橋警察署 | 東京都板橋区板橋2丁目60番13号 | 03-3964-0110 |
石神井警察署 | 東京都練馬区石神井町6丁目17番26号 | 03-3904-0110 |
下谷警察署 | 東京都台東区下谷3丁目14番8号 | 03-3872-0110 |
竹の塚警察署 | 東京都足立区保木間1丁目16番4号 | 03-3850-0110 |
本所警察署 | 東京都墨田区横川4丁目8番9号 | 03-5637-0110 |
立川警察署 | 東京都立川市緑町3233番地の2 | 042-527-0110 |
青梅警察署 | 東京都青梅市野上町4丁目6番地の3 | 0428-22-0110 |
高尾警察署 | 東京都八王子市東浅川町23番地34 | 042-665-0110 |
町田警察署 | 東京都町田市旭町3丁目1番3号 | 042-722-0110 |
参考:警視庁「更新手続の場所」
また、運転免許証の住所・氏名・本籍の変更と、自主返納と運転経歴証明書の交付申請は、これらの指定警察署に限らず、都内全警察署で受け付けています。受付日時は、平日の8:30~16:30です。
ただし、いずれの手続きも土曜日、日曜日、祝休日、年末年始(12月29日~1月3日)は休みです。
東京都内で運転免許試験場・運転免許更新センター・指定警察を利用する際の注意点
東京都内の運転免許試験場・運転免許更新センター・指定警察を利用する際、注意したいことをみていきましょう。
車の利用は避ける
運転免許更新センターや運転免許試験場は駐車場がなかったり、スペースが限られていたりします。車は使わずに、公共交通機関を利用しましょう。
混雑が予想される日や時間帯を避ける
基本的にどの場所でも、ゴールデンウィーク、お盆、3連休明け、土曜・日曜と祝日の間の平日、年末年始の前後は大変混雑します。できるだけこの期間を避けて利用しましょう。
その他、混雑が予想される日時は次のとおりです。
場所 | 混雑が予想される日時 |
運転免許更新センター |
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運転免許試験場 | 日曜日の午前中が混雑(江東運転免許試験場は、日曜日の午前・午後ともに混雑) |
指定警察署 | 混雑時は整理券を発行 |
神田運転免許更新センターの一般運転者講習と指定警察署の優良運転者講習は、少ない定員数で実施しています。
受講までに時間がかかったり、受付時間内に定員数に達してしまったりする場合があるため、時間に余裕をもたせて早めに受付をするのがおすすめです。
東京都での免許更新手続きでよくある疑問
ここでは、東京都の免許更新手続きでよくある疑問にこたえていきます。
住所地以外の都道府県で免許更新したいときは?
住所地以外の都道府県で、運転免許証の更新手続きを申請することを、経由申請と言います。この経由申請は、優良運転者だけが認められています。
ただし、次のような人は優良運転者であっても申請できません。
- 身体の状態に応じた免許の条件(眼鏡等および補聴器は除く)を付与されている人
- 申請時に記載事項変更の届出や再交付申請を併せておこなう人
また、経由申請は場所や日時が限定されるため、各都道府県の警察や運転免許試験場などの公式サイトで確認しましょう。
東京都に住んでいない人が手続きしたいときは?
東京都が住所地でない人が都内で運転免許証の更新(経由申請)をする際は、神田運転免許更新センターと新宿運転免許更新センターでおこないます。
受付日時は平日の8:30~16:00です。当日必要なものは、次のとおりです。
- 運転免許証
- 更新連絡書
- 写真1枚
- 更新手数料500円
- 経由手数料550円
- (70歳以上)高齢者講習終了証明書等
なお、適性検査や講習は当日実施されますが、運転免許証の交付には住所地の道府県公安委員会による更新の可否の判断が必要なため、約3週間かかります。郵送を希望する場合は、運転免許更新センターの郵送受付窓口で申し込みましょう。
免許証の手続きは事前に場所や時間を確認しよう
東京都内には運転免許試験場が3箇所、運転免許更新センターが2箇所、指定警察署が12箇所あります。それぞれ受付可能な手続きと日時が異なるので、事前に確認して利用しましょう。特に免許更新は、講習の区分によって手続きできる場所が異なるので注意します。
また駐車場のスペースは限られているため、車は使わず公共交通機関を利用してください。混雑が予想される日時を避けるようにしておくのも大切です。