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自動車保険

外国人にもわかる!車の保険徹底解説

自動車を運転する以上、相手の方との事故や、自損事故など、どこで事故に遭遇してしまうかわかりません。自動車保険は万が一の事態に備える為の重要な役割を果たします。
ここでは外国籍の方に向けて、自動車保険の重要性を説明していきます。
これから車を購入しようとしている外国籍の方必見です。ぜひ最後まで読んでいってください。

そもそも保険って何・・・?

一言でいうと保険は日常生活で起こる様々なリスクに備える制度です。
ケガや事故不測の出来事など普段生活している中で様々なリスクが考えられます。 そこで同じように不安を抱えている人たちで一定のお金を集めて万が一の事態に備える事が保険です。そして被害にあってしまった人に、集めた資金から費用を出し、負担を軽減する目的があります。 今回はその中でも自動車保険に焦点をあてて詳しく解説していきます。

自動車保険って何・・・?

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事故などで自分自身の体や車が受けた損害を補う保険です。 自動車を運転するということは様々な事故が想定されます。
例えば、

  • 自分でガードレールにぶつかり、車に傷ができた。
  • 相手が後ろから追突してきた。
  • 歩行者をはねてしまった

など自動車事故のトラブルは多数考えられます。
下の表は日本全国でどれぐらいの方が自動車保険に加入しているかどうかをあらわしたものです。

自動車保険 都道府県別加入率

(2021年 3月末)

都道府県名 保有車両数(台) 対人賠償保険(%) 対物賠償保険(%) 搭乗者傷害保険(%) 車両保険(%) 人身傷害保険(%)
北海道 3,780,781 71.5 72.1 24.1 48.6 68.1
青森 1,003,353 71.7 72.1 23.0 43.8 68.2
岩手 1,030,341 65.9 66.1 19.2 39.5 62.5
宮城 1,706,936 75.2 75.2 29.5 45.0 70.8
秋田 806,363 62.1 62.3 16.7 39.8 59.3
山形 931,496 66.8 67.0 19.5 44.1 63.6
福島 1,656,294 68.4 68.5 22.7 42.1 65.2
茨城 2,629,527 74.6 74.6 25.4 42.5 71.2
栃木 1,740,658 73.1 73.1 24.1 41.3 69.5
群馬 1,805,410 72.9 73.0 27.4 43.6 69.2
埼玉 4,162,440 79.3 79.4 27.2 45.5 74.3
千葉 3,686,414 79.7 79.7 30.2 49.4 75.2
東京 4,408,196 78.6 79.0 28.9 46.0 71.2
神奈川 4,032,723 80.5 80.7 28.9 47.2 74.4
新潟 1,839,402 71.0 71.3 21.0 40.0 66.9
富山 901,347 73.7 73.8 21.5 47.2 69.7
石川 917,004 74.0 74.0 23.6 42.8 69.8
福井 671,579 74.1 74.1 19.4 46.5 70.7
山梨 764,245 65.2 65.2 22.8 32.8 61.7
長野 1,910,431 67.7 67.8 19.8 39.4 64.3
岐阜 1,688,217 78.8 78.8 24.5 58.5 75.5
静岡 2,904,876 76.5 76.5 27.4 47.0 72.1
愛知 5,313,538 82.3 82.4 28.1 59.0 78.1
三重 1,526,418 77.8 77.8 21.9 51.0 74.0
滋賀 1,048,878 75.8 75.8 22.0 46.8 71.9
京都 1,341,472 80.4 80.5 26.7 48.1 74.4
大阪 3,800,515 82.8 83.0 29.7 51.1 76.5
兵庫 3,043,551 79.2 79.3 29.5 47.1 74.1
奈良 836,445 79.5 79.5 25.5 46.8 75.6
和歌山 757,151 75.0 75.0 21.8 38.6 70.4
鳥取 467,730 67.9 67.9 18.1 47.6 64.8
島根 554,872 59.1 59.1 15.8 37.8 55.5
岡山 1,552,668 75.7 75.7 24.9 46.0 71.0
広島 1,914,664 77.4 77.5 24.1 45.4 71.8
山口 1,072,072 73.1 73.1 22.9 48.2 68.7
徳島 620,227 74.1 74.0 24.5 42.9 70.2
香川 793,250 76.8 76.8 21.6 44.5 72.1
愛媛 1,026,718 72.4 72.4 20.5 40.7 67.9
高知 563,703 61.2 61.1 17.1 32.9 57.1
福岡 3,424,727 77.8 78.0 26.3 50.2 72.9
佐賀 684,646 68.3 68.3 25.8 41.8 64.4
長崎 956,888 68.2 68.2 22.2 39.5 63.7
熊本 1,396,046 69.0 69.0 23.0 46.0 65.4
大分 926,540 68.1 68.1 20.5 41.3 63.9
宮崎 951,096 61.4 61.4 21.3 37.4 57.7
鹿児島 1,357,360 62.4 62.3 20.7 35.7 58.4
沖縄 1,168,544 54.1 54.2 27.9 28.9 51.3
全国計 82,077,752 75.1 75.3 25.4 46.2 70.6

出典:損害保険料率算出機構「自動車保険の概況」

赤文字下線の箇所は、事故を起こして相手に被害を被った時に補償される自動車保険の中でも重要度の高い保険です。
これらの保険は加入率が全体の7割を超えております。日本で自動車保険未加入の状態で、事故を起こすとその賠償金額は計り知れない額となります。
自動車事故の自分の損失を少しでも減らす為に、この保険制度があります。 自動車保険には 「自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)」と「任意保険」があり、任意保険は自賠責保険で カバーできない範囲の補償を得るために加入します。
外国籍の方が日本で車を購入し、運転する場合は絶対にこの任意保険にも加入するようにして下さい。

自賠責保険と任意保険について解説していきます。

自賠責保険とは

日本の法律(自動車損害賠償保障法)ですべてのドライバーに加入が義務付けられている為、強制保険と呼ぶ事があります。
自賠責保険ではドライバー(加害者側)のケガ、双方の自動車など物的損害は、どちらも補償されません。
事故を起こしたとき、相手のケガ(死亡や後遺症を含む)の損害だけをカバーしてくれる保険になります。

任意保険とは

加入が義務づけられている自賠責保険(強制保険)とは違い、自分の意思で加入、非加入を決めることができます。
自賠責保険は物的保障や保障額が十分でない場合が多く、事故を起こした際に賄いきれないケースがあります。
自動車を運転するドライバーとして万が一の事故のために責任をもって加入すべきであり、任意保険は必要だと明言できます。

自動車保険(任意保険)は自賠責保険とは異なりさまざまな保険があり、複雑です。
保険会社によって内容に多少違いはありますが、基本的な7つの保険とそのほかの特約があります。

名称 保証内容
対人賠償責任保険 他人を死傷させ法律上の損害賠償責任を負った場合の保険。
自賠責保険から金額を超えた分が対象。
対物賠償責任保険 他人の物品に損害を与え、法律上の賠償責任を負った場合の保険。
人身傷害保険 運転者本人を含め、搭乗者が死傷した場合の保険。
搭乗者傷害保険との違いは実損払いである事と支払が後払いである事。
搭乗者傷害保険 運転者本人を含め、搭乗者が死傷した場合の保険。
人身傷害保険との違いは定額払いである事と支払が即時である事。
車両保険 自分の車が偶然の事故によって損害を受けた場合の保険。
自損事故保険 相手がいない事故で死傷し、自賠責保険や人身事故から保険金が支払われない場合の保険。
無保険車傷害保険 運転者本人や同乗者が、死亡または後遺障害を負ったが、事故の相手に充分な支払能力が無い場合の保険。

任意保険は数多くあり、どれを付けたらいいか迷われると思いますので、優先度順にご説明します。

1.対人賠償責任保険・対物賠償責任保険 ⇒【優先度】最優先

「対人賠償責任保険」・「対物賠償責任保険」は、任意保険に加入する最大の目的となる補償で、 他人を死傷させたり他人の財物に損害を与えたりして高額の損害賠償責任を負った場合に保険金が支払われます。以下の時に対人・対物賠償責任保険が必要となります。

適用される場合

  • 運転ミスで歩道に突っ込んでしまい、サラリーマンが亡くなった
  • 運転を誤って他人の所有する自動車に衝突し破損させた。

2.人身傷害保険・搭乗者傷害保険・・・【優先度】高

「人身傷害保険」や「搭乗者傷害保険」は事故で運転者本人や同乗者が死傷した場合に備える保険です。
相手の身体・財物への補償の次に優先度の高い補償と言えるでしょう。人身傷害保険は実際の損害額に対して補償され、搭乗者傷害保険は損害額に関わらず定額で支払われる違いがあります。人身傷害保険を優先して検討してみましょう。
以下の時に人身傷害保険や搭乗者傷害保険が必要となります。

適用される場合

  • 自分が運転していて、事故を起こし同乗者に怪我を負わせてしまった

3.自損事故保険・無保険車傷害保険・・・【優先度】高

「自損事故保険」と「無保険車傷害保険」はどちらも車ではなく身体に対する補償で、 保険会社によって取り扱いが異なります。
人身傷害保険から支払われる場合や自動セットされている場 合がありますので、ほかの保険と比べると保険料の負担は気にならないかもしれません。自動セットされている保険会社を中心に探すのも一つの方法です。加入の際には補償が付加されているか確認しましょう。 以下の時に自損事故保険や無保険車傷害保険が必要となります。

適用される場合

  • アクセルとブレーキを踏み間違え、車を電柱やガードレールにぶつけてしまった。

任意保険は万一のときの補償として需要な役割を担っています。初めて自動車保険を検討している人は、自動車購入費用だけでなく自動車保険料を含めた維持費を考えた自動車選びをしてください。 保険の比較をすれば保険料を安くおさえられ、特約の付加により十分な補償を得られる可能性も高まります。継続して保険料を支払うことも重要ですので、保険料と補償のバランスを考えて検討しましょう。

自動車保険のよくある質問

よくある質問

■自賠責保険

Q原付バイクにも自賠責保険及び任意保険を契約する必要がありますか?
A自賠責保険は全ての自動車に契約が義務付けられている強制保険のため、原付バイクも自賠責保険をつけなくてはなりません。任意保険はあくまで任意ですが、二輪車は事故を引き起こした際に死亡事故に発展する恐れがございます。任意保険をつけるよう前向きにご検討ください。
Q自賠責保険の契約解除は出来ますか?
A出来ます。但し自賠責保険は強制保険であるため、契約を解除出来る場合が【自動車を廃車にした場合や重複契約の場合など】に制限がされております。
Q自賠責保険証明書を紛失してしまいましたが、どうすればよろしいでしょうか。
Aすぐに再発行の手続きが必要です。再発行するためには契約保険会社の窓口に紛失した旨を説明し、
再発行手続きを行ってください。再発行するためには以下のものが必要となります。
・印鑑(シャチハタは不可)
・本人確認証明書(運転免許証・マイナンバーカード・保険証・パスポート)

手続きする時に必ず必要になりますので、忘れないよう持参してください。
Q自動車保険の料金相場はどれぐらいですか?
A任意保険は等級制度、免許証の色、年齢を重ねる事に金額が安くなる傾向があるため、一概に言い切れませんが、20代の保険料金金額は月額で12,000円弱といわれております。
Q任意保険の契約解除は出来ますか?
A可能です。ただし解約手続きは本人しか出来ない為、注意してください。

いかがでしたか?
自動車保険は種類もあって選ぶことが難しいと思います。
本当に必要な保険どうか他社もしっかり見極めて、自分に合った保険に加入するようにしましょう!

ジップラス編集部 運転免許コンシェルジュ

自動車保険

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