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学科試験/対策

運転免許の学科試験は合格率どのくらい?合格点や試験対策も解説

学科試験対策の決定版 元気トーーク!

学科試験の合格点と合格率

運転免許を取得するためには、仮免と本免という2回の試験に合格しなければなりません。では、合格するためには学科試験で何点を取れたらよいのでしょうか。ここでは学科試験の合格点数と合格率を紹介します。

学科試験は何点以上で合格?

学科試験は、100点満点中90点以上で合格です。テストの出題形式は、問題文に書かれている内容が正解なのか不正解なのかを判断する〇×形式であり、正しい知識をつけていればそれほど難易度の高い試験ではありません。

しかし、万が一不合格だった場合は、再度受験のための手数料を支払い、再受験しなければならないため、しっかりと事前準備をして試験に臨みましょう。

技能試験は減点方式

学科試験は90点以上得点できなければ合格となりませんが、技能試験は試験終了時に70点以上残っていれば合格です。

技能試験は、同乗している試験官による100点満点からの減点方式であり、スタート時の100点から運転中の技能チェックで減点されていきます。

試験中でも減点が重なって70点の合格点に達しなくなると、技能試験はそこで終了します。技能試験の終了地点まで70点以上を残してゴールできれば合格です。

仮免学科試験の合格率

仮免の学科試験合格率は約80%です。警察庁の運転免許統計によると、令和2年度の仮免合格率は80.5%で、令和元年は80.4%でした。

仮免の学科試験ではそれまでの学科教習で習った範囲から○✕形式で全50問が出題されます。配点は各2点で、合格点は90点であるため45問以上の正解が合格ラインです。

仮免学科試験は、万が一不合格になっても何度でも再チャレンジが可能なため、諦めずにチャレンジしましょう。再受験には再受験費用が必要な教習所がほとんどなので、少ない受験回数で合格できればそのぶん費用もかからずに済みます。

引用元:警察庁公式「運転免許統計」

本免学科試験の合格率

令和2年度の本免学科試験の合格率は、77.7%でした。令和元年は75.1%、平成30年は75.9%と、ほぼ同じくらいの合格率となっています。

本免学科試験は仮免学科試験よりも広い範囲から全95問が出題されます。配点は各1点の○✕形式の問題が90問、各2点のイラスト問題が5問です。

引用元:警察庁公式HP「運転免許統計」https://www.npa.go.jp/publications/statistics/koutsuu/menkyo.html

学科試験に落ちたときの流れと費用

万が一、学科試験に不合格だった場合は、次回はいつ受けられるのでしょうか。再受験の流れや費用について解説します。

次はいつ本免学科試験を受けられる?

本免学科試験に万が一不合格だった場合は、再度受験料を支払って再受験することになります。再受験を受けられるのは、基本的に翌日以降の平日です。

都道府県によっては、午前中の試験に不合格だった場合、再受験手続きが間に合えば午後の試験を再受験可能なところもあります。しかし、基本的には当日再受験ができないので、事前に自分の居住する都道府県の場合を確認しておくとよいでしょう。

仮免学科試験に落ちた場合は?

仮免学科試験は、万が一不合格でも何度でも再受験可能です。ただし、仮免許を取得するには学科試験だけでなく技能試験にも合格する必要があります。

技能試験である修了検定に先に合格していた場合、修了検定の合格後3ヵ月以内に学科試験にも合格しないと、再度技能の修了検定を受験しなくてはなりません。

再度試験を受けるための費用

仮免学科試験と本免学科試験を再受験する場合の費用は都道府県によって異なります。ここでは東京都での費用を紹介します。

仮免許学科試験の再受験1,700円(非課税)
本免学科試験の再受験1,750円(非課税)

本免学科試験に1発合格するための対策法

本免の学科試験に一発合格するために準備しておきたいことや、心がけたいことを解説します。

ひっかけ問題に注意

学科試験の難易度はそれほど高くないものの、合格点が90点以上と基準点が高いため、たった1問の取りこぼしが大きく影響してくる場合があります。そのため、落とし穴となるようなひっかけ問題には注意が必要です。

特に気を付けてほしいひっかけ問題について例を挙げて説明します。

【問題】青の灯火の信号は、必ず進めを意味している。【答え】✕(「必ず進め」ではなく「進むことができる」が正しい)
【問題】黄色の灯火の点滅信号は、他の交通に注意して徐行しなければならない。【答え】✕(「注意して徐行」ではなく「注意して進む」が正しい)
【問題】大型貨物自動車に積荷をする高さの制限は、荷台から3.8メートルまでである【答え】✕(荷台からではなく「地面から」が正しい)

このように、慌てて問題をとくとうっかり間違えてしまいがちな問題も出題されるため、常に落ち着いて問題をよく読んでから回答することが大切です。

問題の文章中にひっかけポイントがないか確認しながら読むとよいでしょう。間違えやすい細かい交通ルールや標識は、曖昧な記憶にならないようしっかりと正しい内容を覚えておくことも必要です。

教習所が用意した問題を解くことが一番

教習所では、仮免・本免の合格率を毎月把握しており、教習所が用意する問題には最新の出題傾向が反映されています。そのため、教習所が用意した問題をといて練習することが一番の対策と言えるでしょう。

また、教習所によっては自習室などにPCが用意されていて、待ち時間や好きなときに問題をとく練習ができるところもあります。教習所でもらえる問題やPCツールを活用して、試験問題に慣れておきましょう。

教習所の効果測定や過去問で予行演習する

教習所では、「効果測定」と呼ばれるテストがあります。仮免の学科試験前に実施される模擬試験で、実際の学科試験と同じく〇×形式の問題をとくため予行演習にもなります。模擬試験だからと言って手を抜かずに受験し、間違えたところを重点的に覚え直してから本番に臨みましょう。

また、教習所で過去問をもらえたり、自習室のPCで過去問が閲覧できたりする場合は、繰り返し過去問をといて問題文の言い回しや問われる内容に慣れておくことが大切です。

事前対策をして学科試験の一発合格を目指そう

免許を取得するためには、仮免と本免の2回学科試験に合格する必要があります。しっかりと事前学習をしておけばそれほど難易度が高い問題ではありませんが、合格基準が90点以上であるため、ひっかけ問題や間違いやすい問題で失点してしまうと不合格になってしまう可能性もあります。

本免学科試験の合格率は約71%で、不合格になってしまうと再受験のための費用も時間も余計にかかるため、今回説明したポイントを頭に入れて、一発合格を目指しましょう。

学科試験対策にはこちらのオンライン教材などもおすすめです。動画で学習するカリキュラムなので隙間時間を活用して効率よく学科試験対策ができます。

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ジップラス編集部 運転免許コンシェルジュ

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