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【2025年法改正】普通車MT免許の取得方法が変更に!新制度の詳細を解説

【2025年法改正】普通車MT免許の取得方法が変更に!新制度の詳細を解説

普通自動車にはMT(マニュアル)車とAT(オートマチック)車があり、それぞれに対応した免許があります。AT車のみ運転が出来る普通車AT限定免許と、AT車とMT車のどちらも運転が出来る普通車MT免許があり、運転したい車種に合わせて免許を取得する必要があります。これまでは普通車MT免許を取得希望する場合、すべての教習をMT車で行っていましたが、2025年4月1日より、普通車MT免許の取得制度が見直され、その取得方法も従来と大きく変更になります。本記事では新しい普通車MT免許の取得方法やメリット・デメリットを詳しく解説します。今後普通車MT取得を考えている方はぜひ教習所選びの参考にしてください。

2025年4月の法改正で普通車MT免許はAT車での教習が基本に

2025年4月の法改正で普通車MT免許はAT車での教習が基本に

結論から述べると、普通車MT免許はAT車での教習が基本になります。

これまで、普通車MT免許の取得には、最初から最後までMT車で教習を受けるカリキュラムだったところ、2025年4月1日以降の新制度では、AT車での教習を基本とし、追加のMT車教習を受けることでMT免許を取得する形に変更されます。

ただし、旧制度での取得も一定期間は可能なため、どちらの方法を選ぶか慎重に検討することが大切です。

3種類の教習カリキュラム

3種類の教習カリキュラム

2025年4月以降、普通車MT免許を取得する方法は以下の3種類になります。

旧法(従来どおりMT車で教習)

・1段階:MT車で場内教習(15時限)

・2段階:MT車で路上教習(19時限)

・卒業時:「MT車の卒業証明書」発行

新法(AT車で教習+MT車教習4時限)

・1段階:AT車で場内教習(12時限)

・2段階:AT車で路上教習(19時限)
     MT車で場内教習(4時限)

・卒業時:「MT車の卒業証明書」発行

限定解除方式(AT限定取得後にMTへ変更)

・1段階:AT車で場内教習(12時限)

・2段階:AT車で路上教習(19時限)

・卒業時:「AT車の卒業証明書」発行

・追加:MT車で限定解除(4時限)

・技能審査合格後:「審査合格証明書」発行

カリキュラム

旧法が1段階でMT車を使って15時限なのに対し、新法と限定解除方式は、1段階はAT車を使って12時間で終わります。これは仮免許を取得するまではAT免許を取得する時と同じカリキュラムに沿って進みます。

新法と限定解除は2段階以降で4時限分MT車に乗る事は同じですが、新法は「MT車の卒業証明書」1枚、限定解除の場合は「AT車の卒業証明書」と「審査合格証明書」の2枚を免許センターに持参して筆記の本免試験(普通免許試験)に合格すればMT車免許が交付されます。

フロー

それぞれのメリット・デメリット

それぞれのメリット・デメリット
カリキュラムメリットデメリット
旧法MT車の操作経験をしっかり積める
卒業後の書類が一種類
二段階で路上をMTで走行する
新法安全運転技術とクラッチ、ギア操作を分けて練習ができる
卒業後の書類が一種類
ATの卒業検定に合格しても、MTの卒業検定に落ちてしまった場合、再度ATの卒業検定から受け直し
限定解除AT車の卒業証明書が一旦発行されるので、AT車へプラン変更しやすい卒業後の書類が二種類

旧法は全部で34時限もMT車に乗るのでMT車の運転に慣れる事が出来ますが、2段階もすべてMT車で運転します。当然教習所内を運転するよりも路上を運転する方が、エンストしてしまった時のプレッシャーが大きいなどのデメリットがあります。

一方、新法と限定解除は4時限しかMT車に乗れない代わりに、教習所内での運転なのでクラッチやギアの操作に集中することが出来ます。新法のデメリットとしては、路上と場内の卒業検定を1時限中に行う関係で、AT車の路上検定に合格しても、MT車の場内検定で落ちてしまうと、もう一度AT車の路上からやり直しになってしまいます。その点、限定解除方式は一旦AT車の卒業検定に受かってしまえば卒業証明書が発行されるので、限定解除に進む前に気が変わった場合や、限定解除でつまづいてしまった場合でも、AT免許の取得が簡単です。ただし、MT免許を取得する場合は運転免許センターに「AT車の卒業証明書」と「限定解除の審査合格証明書」の二種類を持っていく必要があるので注意が必要です。

教習所選びのポイント

教習所選びのポイント

2025年4月以降、教習所ごとに採用するカリキュラムが異なるため、希望する取得方法があるか事前に確認することが重要です。

自宅の車や仕事で使う車がMT車

 →実戦経験が積める「旧法」

せっかくだから資格としてMT免許が欲しい

 →実際に使うAT車の教習と、MT車の操作が分かれている「新法」か「限定解除」 教習所のHPや直接の問い合わせで、どのカリキュラムを採用しているのかを確認してから申し込むのがベストです。

まとめ 自分に合った方法で普通車MT免許を取得しよう!

まとめ

2025年4月の法改正により、普通車MT免許の取得方法は以下の3種類に分かれます。

  1. 旧法(MT車メインの教習)
  2. 新法(AT車で教習+MT車4時限)
  3. 限定解除方式(AT免許取得後にMTへ)

どの方法を選ぶかは、自分の目的や運転技術の自信に合わせて決めることが重要です。これから普通車MT免許を取得しようと考えている方は、新制度の内容をしっかり理解し、最適な方法を選びましょう!

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ジップラス編集部 運転免許コンシェルジュ

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