運転免許を取得したいと考えていても、取得費用を用意できずに困っていませんか。普通運転免許の取得費用にはおよそ30万円程度かかりますが、まとまったお金を準備することが難しい人もいるかもしれません。学生や無職の方の場合は、なおさら高額を用意するのは難しいといえます。
そんなときには運転免許専用のローンを利用する手があります。運転免許ローンは基本的に保証人不要、スマホから手軽に申し込みできる、どなたでも利用しやすいローンです。
この記事では、運転免許のローンについて解説します。ローンの特徴や種類、申し込み方法など幅広く紹介するので、運転免許の取得でローンを使いたい方はぜひ参考にしてください。
運転免許の料金支払い方法
まずは、運転免許の料金支払い方法を確認しましょう。運転免許の費用を支払う方法は、教習所によって異なります。多くの場合次のような複数の方法が用意されています。
- 現金一括払い
- 銀行振り込み
- クレジットカード払い
- 運転免許ローン
現金一括払いや銀行振り込みの場合、分割払いはできません。費用が足りず分割で支払いたい場合はクレジットカード払い、もしくはローンを利用します。
クレジットカード払いは契約内容によって分割回数や金利が異なります。また、限度額が足りない場合は支払いできません。
運転免許を取得したいけれどもお金が足りない場合は、運転免許ローンがもっとも利用しやすい手段です。次の章では、運転免許ローンの特徴を詳しく解説します。
運転免許ローンの特徴
運転免許ローンには、次のような特徴があります。
- 17歳もしくは高校3年生以上で利用ができる
- 保証人不要
- 支払い方法が選べる
- スキップ払いでは支払い開始月が選べる
- スマホやWebから簡単に申し込める
- 頭金無しで利用可能
それぞれ順に見ていきましょう。
17歳もしくは高校3年生以上で利用ができる
運転免許ローンは、高校生3年生から本人名義で申し込みできます。運転免許を取得できる年齢は18歳以上ですが、17歳でも教習所への入校自体は可能です。ただし、運転免許ローンを申し込める高校生は、卒業見込みの人に限定されています。また、高校生だけではなく大学生・専門学校生なども含めた学生の場合、親権者の同意が必要です。社会人の場合は本人名義で、誰の同意も得ずに運転免許ローンを申し込めます。
保証人不要
運転免許ローンは基本的に保証人が必要ありません。他のローンの場合、保証人が必要になるケースが多いですが、運転免許ローンは高額の借り入れではないため、学生でも定収入のない人でも保証人を立てずに利用できます。
ただし、運転免許ローンの審査の結果次第では、保証人が必要になるケースもあります。社会人で会社員として働いていれば、保証人不要で利用できる可能性が高いでしょう。
支払い方法が選べる
運転免許ローンは、さまざまな支払い方法から選べます。支払い方法による違いは次の通りです。
支払い方法 | 特徴 |
リボ払い |
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スキップ払い |
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毎月払い |
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支払う時期を先延ばしできるスキップ払いは、学生限定になっていることが一般的です。自分に合った方法で、無理なく支払いができる方法を選択しましょう。
スキップ払いでは支払い開始月が選べる
先ほども少し触れましたが、スキップ払いに対応していることも運転免許ローンの特徴です。申し込みから据置期間を設けてローンを支払うスキップ払いは、お金のない学生にとってありがたい支払い方法です。 たとえば、4月に就職する内定が取れている場合、4月以降から支払う設定にすれば、学生時代に運転免許に必要な費用を支払う必要がありません。就職してから支払いたいと考えている人におすすめの方法です。
スマホやWebから簡単に申し込める
運転免許ローンは、パソコンやスマホから24時間申し込みできます。そのため、金融機関など借入先に直接足を運ぶ必要がありません。 申し込みフォームに必要情報を入力するだけで、審査を受けられる手軽さがあります。また、必要書類などもパソコンやスマホからアップロードできるため、印刷代や郵送費は不要です。 さらに、運転免許のローンには、金融系や信販会社、大学生協といった種類がありますが、すべてパソコンやスマホから申し込み可能です。各ローンの特徴は、次の章で詳しく解説します。
頭金無しで利用可能
基本的に運転免許ローンに頭金は必要ありません。運転免許ローンは、まとまったお金が用意できない人向けのローンなので、頭金なしの契約に対応しているからです。 もし頭金が必要なケースでも、安く設定されていることが多いため、安心して利用できるでしょう。最初から高額を用意できない場合は、頭金のないプランを選ぶことが大切です。
運転免許ローンの種類
運転免許のローンは、大きくわけて3つの種類があります。
- 金融機関のローン
- 信販系のローン
- 教習所申し込みサイトや生協へ申込み
ここでは、それぞれの特徴を紹介します。
金融機関のローン
銀行などの金融機関で扱う運転免許ローンの特徴は、最大限度額が大きく、支払い回数も多いことです。別のローンを契約している場合は1本化することも可能です。さらに、金利が低く設定されているというメリットもあります。
金融機関のローンを利用する場合は、他の借入先よりも審査が厳しい傾向にあることを念頭に置いておきましょう。未成年や安定収入のない人は、審査に通過できない可能性があります。
また、用途が限定されていないローンも用意されていますが、金利が高いケースもあり、月々の返済が重くなります。
信販系のローン
エポスやオリコ、ジャックスなど、信販会社にも運転免許のローンがあります。保証人がいれば金融機関よりも審査に通過しやすく、スキップ払いに対応していることも特徴です。クレジットカードを持てれば、ポイント特典などのメリットもあります。
ただし、金融機関と比べると金利は高い傾向があり、明確な返済プランが立てられないならおすすめできません。できるだけ総費用をおさえたい場合は、繰り上げ返済も良いでしょう。
教習所申し込みサイトや生協へ申込み
免許に関する情報サイトや教習所のサイトでもローンを申し込みできます。パソコンやスマホから申し込めるため手間がかかりません。
また、利用できるのは大学生限定になってしまうものの、大学生協でも運転免許のローンを取り扱っています。金利が低くボーナス払いにも対応しているため、学生には利用しやすいです。
しかし親権者に連帯保証人になってもらうことが必須で、指定教習所でしか使えないというデメリットがあります。各ローンの特徴を把握して、自分に合ったローンに申し込みましょう。
運転免許ローンの申し込み方法
運転免許のローンは、申し込み方法によって流れが異なります。ここでは、Web・アプリと申込用紙の申し込みについて解説します。
Webやアプリからの申し込み
Webやアプリから申し込むときの流れは、次のとおりです。
- ローンの申し込み
- 必要な情報を入力
- 審査
- 手続き完了
1.ローンの申し込み
まずは利用するローンを選びましょう。さまざまなローンの種類があるため、各ローンの特徴を調べ、利用しやすいものを選択することが大切です。申し込む際は、ローン会社の公式サイトから手続き可能です。
ローンを申し込むだけではなく、入校する教習所への申し込みもすすめましょう。入校する日や取得する免許の種類などを決めて、希望する教習所で手続きしてください。
2.必要な情報の入力
利用するローンを選んだ後、申し込みフォームから必要な情報を入力します。申し込むときは年齢や住所、氏名、電話番号などの基本情報だけではなく、「所得(収入)証明書」などの収入を証明できる書類の用意が必要です。住民票を登録している自治体の窓口もしくは郵送で取得できます。
申し込みに必要な書類がない場合、再度申請することになるため、身分証明書や金融機関への届出印なども忘れずに準備しておきましょう。
3.審査
申し込みフォームに必要情報を入力し送信後、ローンの審査がおこなわれます。本人確認のために、ローン会社から電話がかかってくるので対応してください。
審査期間は、ローン会社によって異なります。早ければ即日、遅ければ1週間程度で審査の結果がわかります。
4.手続き完了
審査が終了してローンの審査を通過した場合、契約手続きの案内メールが届きます。借入額が口座に入金されたあとは、教習所の口座へ入金します。
申し込み方法でわからないことがあったら、申し込み先に問い合わせしましょう。
申込用紙で申し込む方法
メールアドレスを持ってない場合は、専用の申込用紙で申し込みます。申込用紙で申し込むときの流れは、次のとおりです。
- ローンの申し込み
- 書類に記入
- 手続き完了
1.ローンの申し込み
まずは、選んだ申し込み先に電話しましょう。申し込む旨を伝えることで、申し込み用紙と記入方法の説明書が郵送されます。回数や支払い方法などで迷っている場合は、このときに相談しておくと安心です。
2.書類に記入
書類が届いたら、説明書を見ながら必要項目に記入します。説明書の内容に従えば、記入漏れや用意すべき書類の不足を防げます。記入したあとは、一緒に送付されてきた返信用封筒を使って、申し込み先に返送しましょう。
3.手続き完了
続いて、送付した用紙の内容をもとに、ローン会社が審査をはじめます。審査の結果は電話で届きます。審査に時間がかかる可能性もありますが、忘れずに対応しましょう。審査に通過すれば、あとは教習所の口座へ入金し手続き完了です。
免許ローンの審査が通らない人の特徴
審査に通過できなければ、運転免許ローンを利用できません。次のような場合、審査に通るのは難しい可能性が高いです。 * 継続的な収入のない人 * 信用情報に問題がある人 審査に通過できるように、ローンの審査が通らない人の特徴を知っておきましょう。
継続的な収入のない人
アルバイトなど定額の収入がない人やローン申請時に仕事をしていない人は、運転免許ローンに通らない可能性があります。お金を貸しても返ってこない可能性があると判断されやすいためです。
ただし未成年や学生、専業主婦などで無職の場合は、連帯保証人や親権者がいれば、ローンの審査を通過できるでしょう。また、会社員でなくても、アフィリエイトや不動産などで一定の収入があれば返済能力があると判断され、審査に通ることもあります。
学生や主婦ではなく継続的な収入のない人は、正社員になって定額収入を得ることや、運転免許ローン以外の借り入れを検討することが必要です。
信用情報に問題がある人
信用情報に問題がある人も、運転免許ローンの審査に通過しにくいです。信用情報とは、クレジットや各種ローンなどの支払い情報のことです。
過去にローンやクレジットカード、公共料金などの滞納があった場合は信用情報に問題があると判断されるかもしれません。この場合、返済能力に不安があることから審査に通過できる可能性は低くなります。学生であれば、親権者の信用情報に問題があるケースも注意が必要です。
信用情報をに傷をつけないためには、日ごろから支払うべきものはしっかり支払うという行動が大切です。信用情報に自信がない場合は、金融機関ではなく比較的審査の通りやすい信販会社を検討しましょう。
運転免許の取得には免許ローンが使える
運転免許を取得する際には、ローンを利用することができます。運転免許のローンは、保証人不要であり、さまざまな支払い方法から選べる特徴があります。支払い開始月を選べるスキップ払いに対応していることや、頭金なしで利用できることもメリットです。
運転免許のローンは、金融機関や信販会社で取り扱っています。低い金利を望んでいる場合は金融機関、審査の通過率を上げたい場合は信販会社がおすすめです。大学生であれば、大学生協に用意されているローンの内容をチェックしましょう。
非常に便利な運転免許ローンですが、継続的な収入のない人や信用情報に問題がある人は、返済能力がないと判断されて審査に通過しにくいため、注意が必要です。
すぐにまとまった費用が用意できない人は、免許ローンを利用して自動車免許を取得しましょう。